丸かぶり
恵方(今年は東北東)を向いて立ち、お祈りをしてから、無言でいただく。
子供の頃から節分は必ず「丸かぶり」。(と関西では言う)
しゃべっちゃうと鬼が来るような気がして真剣に、
だけど無言がなんだかこそばくて可笑しくて、
弟がしゃべらないか心配で顔を覗き込んだりしていた昔を母の味と共に懐かしく思い出す。
結婚して母になっても、今だ節分の「丸かぶり」といわしは欠かしたことがない。
(お月見はお彼岸は欠かすことも多々あるのに)
長男の給食でも手巻き太巻きのようなものが出たようで、
「みんな食べる時しゃべり過ぎだし・・・」とぶつぶつ言っていた。
律儀なA型長男は学校でも話さずに、恵方を向いて食べたそう。
夕方、長男と一緒に作った太巻き。
今年の中身は、しいたけ、かんぴょう、にんじん、ほうれん草、炒りたまご、鶏そぼろ。
長男から口うるさく「しゃべったらだめだよ。」と言い聞かされた次男坊、
神妙な顔で東北東を向いて食べている。
息子たちも大人になって思い出す時があるのかな。
柚子をお安く分けていただいて、ふんだんに使ってます。
(家の裏に3年前に植えた柚子、大きくはなっているのにまだ花がつきません・・・夢の柚子風呂への道のりは遠し)
柚子ジャム。
パンに塗ったり、パン生地に混ぜたり。
子供たちと私のお気に入り一番は柚子茶。
お湯に溶いたり、紅茶や番茶に溶いたり。
底に残ったジャムをスプーンですくって食べるのがまた美味し。
柚子ゼリー、田楽に柚子みそをとろりとかけたり、湯豆腐に柚子の皮を散らしたり。
柚子のビタミンパワーで、風邪がよけていきますように。
by megu1031tajin | 2009-02-07 22:41 | 台所から